2019年9月9日の台風について

2019.09.17

非常に強い台風15号「ファクサイ」は、9月9日午前5時前に千葉市付近に上陸し、首都圏では一部地域が冠水したほか、鉄道や空の便が運休となった。中心付近の最大風速は約40メートル、最大瞬間風速は約60メートルで、関東に上陸した台風では過去最強クラスとなった。

千葉市付近に上陸した後、暴風域を伴ったまま茨城県の東の海上を北東へ、正午には福島県いわき市の東南東70キロの海上を北東へ進んだという。
気象庁は、記録的な暴風雨による土砂災害や河川の増水の危険があるとして、首都圏の数十万人に対し、早めの避難を呼びかけた。

神奈川県、静岡県、東京都では、合わせて39万人以上に避難勧告が発令された。この台風の影響で、東海道新幹線の上下線約100本が運休、羽田空港や成田空港を発着する国内線・国際線約130便以上が欠航となった。
JR東日本は8日、首都圏のすべての在来線で、9日始発から午前8時頃まで運転を見合わせると発表していたが、倒木などの影により、9日の運転再開は午前10時頃までずれ込んだ。

東京電力によると9日午前8時現在、千葉県や神奈川県などで約93万軒超に上った。

二日たった11日になっても停電したままの地域が千葉中心に多数ある
信号はつかずコンビニもゴルフ場もクローズのままである
予備電源があるところは限られるのでかなりの被害である
市川のゴルフ練習場の支柱が倒れて住宅を直撃したり、工事現場の足場が崩れたり。記録的な強風が各地に爪痕を残した。

回復しない原因は大きな鉄塔倒壊よりも多数の電柱倒壊が遅れていることが大きいらしい、復旧にはかなりの人手がいるので地道な作業が続けられている。

最大瞬間風速千葉市中央区で57・5メートル、木更津市49メートル、東京都大田区43・2メートルなど、関東を中心に記録的な暴風に見舞われた。収穫直前の梨やキウイフルーツなど果実の落果が相次ぎ、ハウスの倒壊など深刻な農業被害が多発。JAは被害状況の確認に追われた。

15号は8日夜から9日にかけて伊豆諸島や関東を通過し、茨城県付近から太平洋側に抜けた。上陸直後の中心気圧は960ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は40メートルで、関東に上陸した台風としては統計開始から最強級だった。

降水量は、市原市9日午前6時までの6時間降水量が194ミリ、静岡県伊豆市の天城山で同日午前12時半までの1時間降水量が109ミリと、いずれも観測史上最大値を記録した。
同庁によると台風15号は、10日夜に太平洋上で温帯低気圧に変わる見込みだ。台風に伴い、静岡、神奈川、千葉、埼玉、福島などで一時、土砂災害警戒情報が出された。

9日は首都圏の交通網で大混乱が生じた。また、東京電力によると、順次解消したものの、千葉県や神奈川県を中心に午前8時時点で約93万戸が停電した。静岡や南関東、福島で暴風による農業や施設の被害が多発している。
静岡県では伊豆半島を中心にハウス損壊などの被害を受けた。県によると、東伊豆町でビニールハウス10棟が損壊。JA伊豆太陽は、ビニールが吹き飛んだり骨組みがゆがんだりする被害が出ているとする。県は、露地野菜の冠水やワサビ田の損害なども確認した。

東北南部の太平洋側では9日朝から昼すぎにかけて風雨が強い状態が続き、福島県でも農業被害が確認された。台風が接近したいわき市を管内に持つJA福島さくらいわき地区本部によると、強風によって多くの水田で稲が倒伏した。JA夢みなみ管内では、一部で収穫期を迎えた梨やリンゴの落果が発生。JA東西しらかわでは、収穫中のキュウリやインゲンが強風によって実が擦れる被害が出た。

JR貨物でも運休が発生した。出荷物の3割を鉄道で運ぶホクレンは「運行状況を把握しながら、出荷の対応に当たる」と説明。船便も同日は一部運休となるなど、影響が出ている。
関東近在産は今後の出荷に大きな影響が出る懸念がある。千葉県JAいちかわでは梨の3割が落果し、2割で擦れ果が発生したという。担当者は「明日の出荷から大きな影響が出そうだ」と話す。茨城県JA土浦では、今後出荷する梨「あきづき」「新高」などで落果被害が発生。担当者は「従来の台風被害よりかなりひどい」と話す。

過ぎ去った後は記録的暑さである。二日続けて35度を超え、真夏の暑さである
さらに農作物の被害が心配である。

現状電話はつながらず、携帯も基地局の関係でつながらず、農家さんはパートさんが出勤できない、パッケージ機械が動かず、出荷できない状況が続いているようです。

早期の回復を切に願います。