野菜不足でカラダがピンチ! 1日の摂取目安350gを達成する方法

2017.02.28

「1日あたり350g。これは、厚生労働省が行っている「国民栄養調査」で導き出された、健康的なカラダづくりに欠かせない“野菜の摂取量”です。内訳としては、カボチャやニンジンなどの緑黄色野菜が120g、その他の野菜が230gとされています。

ただし、350gと言われてもピンとくる方は少ないことでしょう。一般的なサラダボウル(小皿)が約70g。ですので、これが1日に5皿ほど必要となる計算です。3食の食事であれば、1食あたり約1.6皿。つまり、毎食1皿だけでは不足してしまうのです。

とくに最近では、外食やコンビニ食で済ませてしまう方が増えており、野菜の摂取量が低水準にとどまっています。自炊の習慣がない人であれば、野菜をまったくとらない日もめずらしくないのではないでしょうか。それでは、栄養バランスが偏ってしまいます。

そもそも、なぜ野菜を食べることが健康につながるのでしょうか。野菜には、ビタミン、カリウム、食物繊維など、ヒトのカラダをつかさどる栄養素がたっぷり詰まっています。また、低カロリーなので、肥満やその他の生活習慣病にも効果があるとされています。

一方で、野菜不足が続くとどうなってしまうのでしょうか。便秘、肌荒れ、肩こり、イライラをはじめ、高血圧や糖尿病などのリスクも高まります。野菜をしっかりと食べることが、日々の生活を豊かにし、病気の予防にも役立つのです。自炊で野菜をとりましょう。

ただ、どんな野菜でもいいかと言うと、そうではありません。毎日カラダに入れるものだからこそ、安心して食べられるものを選ぶべきです。どんな人がつくっているのか、どんな想いで育てているのか。そういった部分にも、ぜひ着目してもらいたいと思います。

「国民健康・栄養調査」厚生労働省
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kenkou_eiyou_chousa.html
「各論(栄養素摂取量と食品摂取量等との関連について)」厚生労働省
http://www1.mhlw.go.jp/topics/kenko21_11/pdf/b0.pdf